Sun Tech Days 2008 に行ってきた

Duke


東京ミッドタウンで開催される事は知っていたが、正確な場所を確認していなかった事を東京ミッドタウンに着いて気付く。ホールが地下にあったし、だいたい見当はついていたので地下1Fのホールで無事会場を発見。さっそく受付に並ぶ。本来ならSDC会員なので特製の腕時計をもらえるはずだったが、引換券を印刷していなかったと言う事でもらえなかった。実は事前申込時に引換券を表示したが印刷はしていなかった。昨日引換券を印刷しようとしたら既に発券済みとメッセージが表示されるだけで引換券のページを表示できなかったのだ。こういうのって普通再表示するためのロジックを入れておくべきものだと思うのだが*1。まぁ、それはともかく受付で引換券について尋ねられたので上記の事情を説明したが、受付の人も責任者らしき人も駄目の一点張り。まぁそこまで欲しいものでもなかったがもうちょっと柔軟に対応しても良いだろうになぁ。

それはともかく以下のプログラムに参加した。

  • Sun Keynote Demo Showcase: Tomorrow's Technologies in Action Today Sun Keynote
  • Java SE 6 Update 10 and Deployment
  • DTrace: Bridging the Observability Gap for Java and Scripting Applications
  • Ajax and Frameworks
  • Connecting the World with REST
  • Maximizing Application Performance
  • MySQL: Database for Web 2.0

Sun Keynote Demo Showcase: Tomorrow's Technologies in Action Today Sun Keynote

まずは最初のウェルカムメッセージがあり、それからデモがあった。Java FX, DTrace、WiiリモコンとのBluetooth接続デモらしきものがあった。この最後のWiiリモコンのデモで傘にプロジェクタで地球の映像を投影し、傘を回すと地球も回転させると言うのが印象に残った。なかなか楽しそうな事をしている。この後にあの James Gosling 氏が登場した。初めて生で見たがなんというかアメリカ人をイメージしたまんまだった。いきなりTシャツやDukeを投げ始めたが、残念ながら自分のところには届かなかった。話の内容自体はそれほど興味を引く事はなかったと言うか眠気の方が強くてほとんど聞かずじまいだった。

昼食

無事12時前に講演が終わったので調査済みのレストランへ急ぐ。アラジンへ着くと料金が1,000円から1,200円に値上がりしていた。まぁこのことは他のサイトに書いてあったので予備の中国茶房8へ向かう。ランチは550円でご飯、デザート、ソフトドリンクはおかわり自由。骨着き鴨肉の野菜煮込み定食を注文。料理が出てきたのは良いがも色がどす黒いスープ、、、。量は多かったが骨付きなので見た目程肉は多くなく、味はそれほど美味しいわけではなかった。別の定食にしておけば良かった。

Java SE 6 Update 10 and Deployment

いろいろ改善点があるのは良いが、Java Quick Starter で VM の起動を高速化するためにプロセスが常駐してVMに必要なファイルがディスクのキャッシュ上に留まっておくようにしているらしい。コールドスタートが早くなるとの事だが心理的に余分に見えるプロセスが常駐するのは気に入らないなぁ。いろいろ他にも新機能があるようだがMacユーザーはその恩恵に預かれない。ここら辺はSunに言ってもしょうがないのだが。

DTrace: Bridging the Observability Gap for Java and Scripting Applications

DTraceとプロファイラとどう違うのかいまいち理解していなかったのだが、DTraceの方が利用できるようなら便利なのだろう。アプリの起動中に知りたい情報を柔軟に取得できるようだ。ってプロファイラもできた様な気がするが、ここ数年プロファイラとは無縁な生活していたのでよく思い出せない。この辺りは別途自分で調べ直した方が良さそうだ。

本題から逸れるがこの講演者の体や手の動きが良かった。常に動かしていたので参加者の注目を集めやすい。やっぱりプレゼンのトレーニングとかちゃんとやってるんだろうなぁ。

Ajax and Frameworks

他に聞くセッションがなかったので消去法で選択。Ajaxの基本的な内容だったので悪くはなかったがあまり得るものはなかった。

Connecting the World with REST

他に聞くセッションがなかったので消去法で選択。RESTの基本的な内容だったので悪くはなかったがあまり得るものはなかった、、、と言いたいところだがDukeを手に入れたので大きな収穫があった。

セッションが終了して外に出ると何も置かれていないテーブルを発見。もしやこれは今日の全セッション終了時にあるレセプション用に食事が出ると言う事か!!こ、これでは帰ろうにも帰れないじゃないが。Sunよ、意外と策士だな。

Maximizing Application Performance

どちらかというとインフラ周りからアプリの最適化をすると言う話と思ってたらアプリのコンパイル時の最適化の話やコードの書き方についてだった。日頃C/C++/Fortranなんか使わないのでコンパイルについては知らない事が多かった。聞いて良い話だったが、いつか役立つ時が来るのか。

MySQL: Database for Web 2.0

他に聞くセッションがなかったので消去法で選択。基本的な内容が多かったが知らない事も幾つかあったので参加して良かった。MySQLにストレージエンジンがいくつかあるのは知っていたが、ARCHIVE、BLACKHOLEは知らなかったなぁ。ARCHIVE ストレージエンジンは INSERT と SELECT のみをサポートしていて監査用のログ等に向いているそうだ。BLACKHOLE ストレージエンジンは /dev/null みたいな使い方をすると言う事で、、、何に使うんだ?MySQLのマニュアルにあるBLACKHOLE ストレージエンジンを見ると、、、あまり使用することはなさそうだ。

本日最後のセッションということで Duke マーク入りのどら焼きをもらう。個人的には3時のおやつの方が良かったが、食事会レセプションに参加せずに帰る人もいるし、最後まで頑張ったと言う事で最後のセッション終了後が適切だろうな。

レセプション

さて本日の目玉の食事レセプションだ。頭が疲れていたので甘いものが欲しかったが、カロリーをとりすぎるのも良くないのでウーロン茶にする。周りは結構ビールを飲んでて楽しそう、、、。当然レセプション中にはいろいろと主催者側からいろいろと各ブースにインタビューをしたりで参加者へのアピールに余念がない。しかし堅苦しい雰囲気でもなくリラックスした感じだったので居心地は良かった。そういえばブログでNetBeansについて書いているという中学生が参加していたのはびっくりした。まぁゲームに夢中になるよりプログラミングをしている方が将来役立つだろうな。

初日の感想

全体のセッションを通して思ったのが英語スピーカーの方が良く体を動かしている。日本人のスピーカーはパソコンの前で体を動かさずに講演する事が多い。この辺りは英語を話すリズムに合わせると手等は動かしやすいが、日本語だとちょっと難しそうだ。実際日本人でも手を動かしていた人がいたが、英語を話す場合に比べると話すリズムに合っていない気がする。

まぁプレゼン等で体や手を動かした方が良いと言うのは雑誌に書いてあった事なのでどこまでホントか分からないし、個人によって印象は異なるだろう。一番重要なのは参加者が眠気と戦えるように手助けする事だ。中にはセッション開始直後にTシャツ等を投げてくれた人もあり、あれは眠気覚まし気分転換には良かったなぁ。

*1:実はプレゼント引換券のメールが送られるだけで、どうもブラウザ上に表示されるのではなかったようだ。後でメールが送られていたのを発見。 2008/12/8 追記